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バイア州=歴史的教会の天井が崩壊=サンパウロ州からの女性観光客死亡

2025年2月7日

木材の腐食などで中央部分が崩壊した天井(Defesa Civil de Salvador)
木材の腐食などで中央部分が崩壊した天井(Defesa Civil de Salvador)
 5日、バイア州州都サルバドールの歴史地区にある教会の天井が崩れ、会堂内にいた人々を直撃。観光客1人が死亡し、5人が重軽傷を負う惨事となった。同日付G1サイト(1)などが報じている。

崩壊前の天井と天井崩壊でほこりが立ち込める会堂内部(Reproducao)
崩壊前の天井と天井崩壊でほこりが立ち込める会堂内部(Reproducao)
 事故が起きたのは5日の14時30分頃で、サルバドール市ペロウリーニョ地区の「金の教会」(正式名称はサンフランシスコ・デ・アシス教会)で、天井が突如崩壊。天井の装飾やそれを支えていた木材などが、礼拝堂でミサを行っていた信者や観光客の上に落下した。
 この事故では当初、「6人が死亡」と報じられたが、18時30分に「死者1人、負傷者5人」と訂正された。
 亡くなったのは、サンパウロ州リベイロン・プレットからの観光客のジュリア・パンショーニ・リゲットさん(26歳)だ。ジュリアさんはこの日、恋人と、女性の友人のカップルと共に同教会を訪れていた。天井崩壊はジュリアさんの頭上で起こり、やや離れた場所に立っていた恋人らは無事だったが、女性の友人は頭に傷を負っている。
 事故現場には5日のうちに国立歴史美術遺産院(Iphan)の職員らが駆けつけており、原因究明を進めている。
 サンフランシスコ・デ・アシス教会は伯国の初期の入植者が居住した、歴史地区にある。同教会の建設は1686年に始まり、1723年に完成。300年を超える歴史を持っているが、文化遺産に指摘されたため、損傷個所があっても改修工事が行えないなどの問題を抱えていた。崩壊した天井も事故の前から問題が指摘されていた。(2)

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