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サンパウロ市地下鉄=6号線を7キロ延長?=州政府が検討開始許可

2025年2月12日

サンジョアキンまでの掘削を終えたタツゾンを前に(Divulgacao)
サンジョアキンまでの掘削を終えたタツゾンを前に(Divulgacao)

 【既報関連】サンパウロ州政府が10日、サンパウロ市中央部サンジョアキン~北部ブラジランジア間を結ぶ地下鉄6号線(オレンジ)の延長検討許可を出したと同日付ジアリオ・ド・トランスポルテなど(1)(2)が報じた。
 地下鉄6号線の拡張はサンパウロ市の都市交通分野の最重要プロジェクトの一つとして、サントス~グアルジャ間のトンネルプロジェクトの最終モデル承認と共に、サンパウロ州投資パートナーシッププログラム評議会(PPI―SP)で発表された。
 具体的には、サンジョアキン駅以南にアクリマソン、カンブシ、ヴィラ・モヌメント、サンカルロス、ブラジランジア駅以北にもモロ・グランデとヴェーリャ・カンピーナスの計6駅を建設し、全長も計7キロ延ばすという。
 市中央部での工事にはサンジョアキンまでの掘削にも使われた大型掘削機タツゾンを使い、岩石質の土壌の北部では新オーストリアトンネル工法(NATM)を適用するという。
 実現すれば6号線は都電(CPTM)10号線(ターコイズ:トルコ石)とも接続できるようになるため、より多くの市民がさらに容易かつより広範囲を移動することができるようになる。
 タルシジオ知事は席上、「6号線拡張は住民にとり、さらなる統合と効率化、快適性の向上を意味し、将来のためにより質の高い公共交通機関を保証する」と述べた。延長検討が許可されたことで、企業連合体のコンセシオナリア・リーニャ・ウニベルシダデス(リーニャ・ウニ)は実現可能性調査と工事に必要なライセンスの取得を担当することになる。


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