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「移民の声を市政へ」=移民市民評議員に立候補を

2025年7月24日

市の呼びかけフレイヤー
市の呼びかけフレイヤー

 サンパウロ市は現在、2025年から2027年の任期を担う「移民市民評議会(Conselho Municipal de Imigrantes)」の新メンバー選出に向けた選挙プロセスを進めている。立候補者の受付が23日から始まった。サンパウロ市では「あなたが移民であり、自分のコミュニティを代表したいと考えているなら、ぜひご応募ください」と呼びかけている。

 立候補の申し込みはメール(conselhoimigrantes@prefeitura.sp.gov.br)、または直接に窓口(Rua Líbero Badaró, 119)で。立候補の受付時間は月曜〜金曜、午前9時〜午後6時、7月23日(火)〜8月10日(土)まで。

 移民市民評議会は、サンパウロ市に暮らす外国籍住民の声を市の政策に反映させるための助言機関。市の移民政策や社会統合、基本的人権の保障に関して、市当局に提案や意見を届ける役割を担う。制度は2017年に創設され、今回で第5回目の選挙となる。

 評議会は、地域社会や民族団体、文化グループなどを代表する市民委員で構成され、全15人のうち8人は移民本人の直接選挙によって選出される。任期は2年間で、ボランティアとして活動する。

 立候補できるのは、18歳以上の外国籍住民で、少なくとも1年以上サンパウロ市に居住している人。国籍や移住理由を問わず、在留資格を有する者であれば出身地域に関係なく立候補が可能だ。

 評議員の任期は今年から27年までの2年間。活動内容は、月1回程度の会議に参加(ポ語で実施)、市の移民政策に関する提案・意見提出など。謝礼・報酬はない。

 一方、投票に参加できるのは、サンパウロ市内に居住する外国籍住民(16歳以上)。サンパウロ市には約40万人の外国籍住民が暮らしており、国際都市としての多様性が年々高まっている。今回の選挙は、移民の声を政策に反映させるための重要な機会であり、市民社会の活力を映す鏡でもある。

 詳しい情報は市の公式ポータル(https://prefeitura.sp.gov.br/web/imigrantes_e_trabalho_decente/w/conselho_municipal_de_imigrantes/275084)で公開中。


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