《記者コラム》本人たちは「歴史的ドラマ」のつもりでも

「ドラマとしてはスケールは大きいけれども」。ボルソナロ前大統領の三男エドゥアルド氏や、イタリアで逮捕されたカルラ・ザンベッリ氏の最近の行動を見るにそう思わずにいられない。両者とも世界から「迫害された政治家」と扱って欲しがっているようだ。
エドゥアルド氏は、父ボルソナロ氏の無実を晴らすため、米国のトランプ大統領を味方につけ、父を「世界が注目すべき冤罪に陥れられた政治家」にしたがっている。歴史上であまり聞いたことがない「保守・極右系の政治家ヒーロー」を生み出そうとしているようにも思える。
ただ、エドゥアルド氏自身が国外追放を受けているわけでも、パスポートを奪われ、他国...
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