site.title

ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(237)

2025年8月30日


十人は小笠原から訓練と命令を受けたという部分については、日高も山下も、

「そんなことは全く無かった」

と否定した。

筆者は、この供述調書の日本語訳を、押岩嵩雄に見せてみた。押岩は一読、呆れ、かつ真っ向から否定した。

「何故、こんなモノが存在するのかは判らないが、真実その通りなら、小笠原さんたちは起訴されていたろう。臣道連盟の吉川さんたちも、そうなっていた筈だ。

しかし彼らは裁判を受けていないではないか。起訴できなかったのだ。

この調書は疑わしい。仮に当人たちのアシーナがあったとしても、決行者は、大人になってから移住して来た者は、大抵ポルトガル語が解らなかった。調書...

会員限定

有料会員限定コンテンツ

この記事の続きは有料会員限定コンテンツです。閲覧するには記事閲覧権限の取得が必要です。

認証情報を確認中...

有料記事閲覧について:
PDF会員は月に1記事まで、WEB/PDF会員はすべての有料記事を閲覧できます。

PDF会員の方へ:
すでにログインしている場合は、「今すぐ記事を読む」ボタンをクリックすると記事を閲覧できます。サーバー側で認証状態を確認できない場合でも、このボタンから直接アクセスできます。

Loading...