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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(274)

2025年10月25日


その知人たちから日本総領事館に相談があり、さらにコロニアの主だった人々が協議、DOPSに処理を依頼した。(公証翻訳人森田芳一が仲介した)

そして一月四日のDOPSの刑事の出動となったのである。

この時、刑事たちは、漆畑ら七人を拘引した。

七人はDOPSで、取り調べを受けたが、加藤について、こう供述した者も居た。

児玉金造「加藤を朝香宮と信じている。彼の命令があれば、誰でも殺すし、死ぬ」

野村弘道「加藤を朝香宮と信じている。加藤が死ねといえば喜んで死ぬ」

ことを重視したDOPSは、サンパウロ市内にある加藤の本宅、妾宅、彼ら一味の集会所も家宅捜索をした。

本宅は豪邸、...

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