未だ慣れないブラジルの遺体写真報道《記者コラム》
ブラジルの習慣で未だ慣れないことがある。ブラジルに15年も暮らしていると、殆どのことには慣れたが、どうしても馴染めないことがあり、最近それに悩まされている。
それはズバリ報道における遺体写真の扱いだ。ブラジルでは殺人事件や有名な人物の葬儀を報じる際、遺体の写真を見せることが珍しくない。殺人の瞬間の衝撃的な映像を見せることもしばしばだ。
この報道感覚は日本にはない。日本だと遺体はかなりセンシティブな扱いで、直接映ることがない様にかなり気を使っている。自身の記憶を振り返ってみてもほとんど見た憶えがない。
ところがブラジルでは、よほど残忍なものでない限り報道に載せるので...
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