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欧州でビジネスコーチとして活躍=元邦字紙記者の児島阿佐美さん

2025年11月20日

児島阿佐美さん
児島阿佐美さん

元ニッケイ新聞記者で、現在は欧州最大級の日本人コミュニティを持つドイツ・デュッセルドルフに隣接するノイス市を拠点に活動する児島阿佐美さん(45歳、兵庫県出身)が10月27日突然、編集部を訪問して元気な顔を見せた。

彼女は2010年から2015年までパートナーのブラジル駐在に帯同してサンパウロ市滞在、うち4年間をニッケイ新聞記者として働き、数々の連載をものにした。今回は離伯10年の節目を記念してやってきたという。この機会に、グローバルキャリア&ビジネスコーチとして欧州で活躍する児島さんに、日独伯の比較をしてもらった。

「ブラジルを出たいと思ったのは、倫理感とか感覚の違いを感じたことが大きかった。その点、ドイツは日本人が日本の感覚で生活できる国。カルチャーショックが少なく、治安も良いし、良いこと悪いことの価値観が日本に似ている」と興味深い比較をした。

さらに「ブラジルでは、良くも悪くも個人の欲求が中心で、人の目を気にしないで生きていける。でも日本やドイツは、社会という外側に基準があって、みんながそれに合わせようと考える社会。でも逆に、そのような社会的な制約が辛くなった人は、ブラジルでは本能に従って生きられるから、解放されて楽になり、生きやすい」と分析する。

児島さんは現在、ドイツで日本人駐在員やその家族向けのコーチングをしている。「ドイツでの生活支援、起業支援、フリーランスで海外生活をするノウハウ、海外への転職に関する相談に乗ったりしています」とのこと。彼女の連絡先や詳細はサイト(mysento.coach)で。


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