サンパウロ総領事館、上川副領事着任=味の素から出向
在サンパウロ日本国総領事館の上川雄睴副領事(28歳、ブラジル生まれ)が14日に着任し、挨拶のため本紙を訪れた。上川氏は味の素株式会社からの出向で経済班副領事を務める。
今回が二度目のブラジル滞在となる。駐在員だった父親の赴任に伴いブラジルで生まれ、3歳まで当地で育った。その後も家族の仕事の関係で、台湾、上海、フロリダ、プエルトリコ、チリなど 幼少期から各国で暮らした“海外育ち”という経歴を持つ。
慶應義塾大学を卒業後、味の素に入社し、約5年半にわたり営業職として従事し、サンパウロ総領事館に出向。今回、任期は約2年8カ月を予定している。
上川副領事は着任にあたり、「家族の仕事の関係で海外で育ちましたが、ブラジルは特に人が優しいと感じています。また、すき家やダイソー、鳥居など、日本文化がブラジル文化に自然に溶け込んで存在することに驚きました。ブラジルの文化、土地、言葉、人について、多くを学びたい」と意気込みを語った。








