連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第23話
この森田農場の経営状態は採卵養鶏とアルカショフラ(朝鮮あざみ)と年二回植えるジャガイモ栽培で、その他、ブドウ酒用のブドウを植えていた。この様に、数本立ての営農でバルゼン・グランデ部落百家族位の農家の中でも規模の大きな農場であった。
私達は朝六時に起床、コーヒーを飲んですぐに仕事に取りかかる。九時半にアルモッソ(昼食)、二時にコーヒー(休憩)、そして仕事は暗くなるまでやる。カマラーダ達は一応午後五時で止めるけど、私達は陽のある間は働いた。私の主な仕事はきついのがほとんどで、アルカショフラの中を馬でカルピデイラを引かせて除草したり、トラトール(トラクター)で馬鈴薯...
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