コロナ禍明け、ビンゴ楽しむ=ブラジル日系熟年クラブ連合会

ブラジル日系熟年クラブ連合会(熟ク連、辺原良子会長)は9月29日、サンパウロ市リベルダーデ区の同連合会会館サロンで、第38回ビンゴ大会を開催した。当日は小雨が降り、肌寒い気候だったが、会員、一般来場者約100人が参加する盛況な催しとなった。
ビンゴ大会は当初、2020年3月の開催を予定していたが、コロナ禍により延期。今回は約2年半ぶりの開催となった。熟ク連事務局によると、コロナ禍で家に引きこもりがちな会員や高齢者に出来る限り外出してもらい、楽しんでもらうことが同大会の目的だという。
コロナ感染対策として、昼食弁当付きのビンゴ券(前売り50レアル、当日60レ)は、100人限定で販売。ビンゴ景品には、会員からの寄付品や熟ク連が購入した衣料、食料品、生活用品、600レ赤券、400レ青券が並んだ。会場となったサロンは開始前からほぼ満杯の状態。会員以外に一般の来場者や非日系人も参加し、子供や孫を連れてビンゴを狙う人の姿もあった。
大会が始まると、「ビンゴ!」の声が次々と会場内に響き、拍手と歓声、羨望のまなざしが当選者へ送られ、会場内は熱気を帯びていた。
毎月第1、第3金曜日に行われている絵手紙教室の仲間と参加した外山保さん(79歳、2世)は、ビンゴ大会には以前から何度も参加しているといい、「ビンゴは好きです。楽しいですね」と久々の大会の雰囲気を満喫した。