第43回校内お話発表会=ピラール・ド・スール日本語学校

ピラール・ド・スール日本語学校(武安洋学校長)は12日、サンパウロ州ピラール・ド・スール市のピラール・ド・スール日伯文化体育協会会館にて、「第43回校内お話発表会」を行った。
発表会では、4~17歳の生徒48人が自作の日本語作文を発表。小田英明君(16歳3世)は「変えたい自分」をテーマに「小さい頃から自分自身をネガティブな目で見てしまうが、ある日父の仕事を手伝ったときに褒められて泣きたくなるほど嬉しかった。昔と全然変わっていないと思うし、どうすれば自分を変えられるのかわからないけど、後輩の面倒をよく見るようになったりしてすごく変わった、と先生に言ってもらえたので、これからも自分を変えていけると信じていきたい」と発表を行い、入賞した。

審査員は地元文協会員、同校卒業生、小泉芽由紀教諭らが務め、審査委員長はコロニア・ピニャール日本語モデル校の西田みどり教諭が務めた。
会場には文協関係者、保護者ら約120人が来場。来場者の多くは非日本語識者だったが、プログラム冊子に記載されている全発表のポルトガル語訳を見つつ、発表に聞き入り、緊張を乗り越えて発表を終えた生徒らに大きな拍手を送った。