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IPCA―15=11月は0・53%増に=2カ月連続の前月比増

2022年11月25日

 地理統計院(IBGE)が24日、11月15日締めの広範囲消費者物価指数(IPCA―15)は前月比で0・53%増を記録したと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 11月のIPCA―15は10月の0・16%を0・37%ポイント上回ったが、市場の予想以下で、昨年同月の1・17%を大幅に下回った。IPCA―15はIPCAの先取り指数で、8、9月は0・73%と0・37%のデフレ後、2カ月連続のインフレとなった事で、インフレ傾向が定着しそうだ。
 11月の最大インフレ圧力は食料と飲料の0・54%増で、前月比で値上がりした上位50項目でも、17・79%増のトマトや15・41%増のゴイアバ、13・79%増の玉ねぎなど、11位までを食料が占めた。食料・飲料以外で50位までに入った項目は14のみだ。
 12位のスキンケア用品などを含む保健・介護は0・91%増、50位には入らなかったが個別項目としては全体を最も押し上げたガソリンを含む交通・運輸は0・49%増で、食品に次ぐインフレ圧力となった。ガソリンの市場価格は5週連続で値上がり中だ。
 11月は、0%だった通信以外は全て、前月比増を記録した。それでも、0・57%増が0・27%増となった個人支出と0・19%増が0・05%増となった教育は前月より上昇幅が小さい。
 値下がりした項目ではメロンの9・96%減や航空券の9・48%減が目立つ。値下がりした食料類は値上がりした項目より少なく、低所得者層の懐にはより響きそうだ。
 直近12カ月間の累積は6・17%増で、10月の6・85%より0・66%ポイント縮小。5月に記録した12・2%以後は6回連続で縮小中だ。


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