世論調査=国民の93%が襲撃事件批難=破壊行為に賛成は3%のみ
11日に発表されたダッタフォーリャ調査によると、ブラジル人の93%が8日にブラジリアで起きたボウソナロ前大統領支持派による3権中枢施設襲撃事件を非難していることが分かった。
調査の結果、「攻撃に賛成」が3%、「無関心」が2%、「わからない」が1%となった。同調査はフォーリャ・デ・サンパウロ紙の依頼したもので、10~11日に全伯の16歳以上の1214人に電話での聞き取りが行なわれた。誤差は上下3%だ。
同調査によると、ブラジル人の46%が「テロの関係者は全員逮捕すべき」と考えており、15%が「ほとんどの関係者を逮捕すべき」、26%が「一部の関係者だけ逮捕すべき」と考えている。また、ブラジル人の9%は「誰も拘束すべきでない」、4%は「分からない」と答えた。
テロ行為に関与したとして逮捕されたのは約1500人。そのうち、高齢者、健康上の問題を抱える人、ホームレス、子どもを連れた母親など、599人は「人道的な理由」から釈放された。
獄中に残るボウソナロ氏の支持者たちは、連邦警察によって国家警察学校で拘束され、最高裁による調査審査を受けた後、パプーダ刑務所などに移送されている。SNS上では、事件現場や収容施設内での「非人道的な状況」を訴える動画が出回っているが、当局からは既に否定されている。