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連邦直轄区で一家虐殺事件発生=5人死亡、5人行方不明に

2023年1月25日

エリザマールさん一家(twitter)
エリザマールさん一家(twitter)

 連邦直轄区在住の女性美容師一家や親族10人が殺害されるシャシーニャ(集団虐殺)が発生。容疑者3人が逮捕されているが、遺体の一部はまだ、身元確認が終わっていない。13~24日付現地紙、サイトが報じている。
 事件の発端は12日で、美容師のエリザマル・シルヴァ氏(39)と息子のガブリエル君(7)、同じく彼女の子供で双子のラファエル君とラファエラちゃん(共に6)が行方不明になり、13日にゴイアス州クリスタリーナで見つかった車の中で炭化死体となって発見された。
 14日にはエリザマル氏の夫チアゴ氏(30)の妹のガブリエラ氏と両親のマルコス・アントニオ氏(52)とレナタ氏が行方不明となったが、同日中にミナス・ジェライス州ウナイで見つかったマルコス氏の車から、女性2人の炭化死体が見つかった。遺体はガブリエラ氏とレナタ氏と見られている。
 また、マルコス氏の前妻のクラウジア氏と娘のアナ・ベアトリス氏も12日頃から行方不明になっている。
 17~18日にはオラシオ・カルロス・フェレイラ・バルボーザ容疑者(49)ら3人が殺害や監禁容疑で逮捕された。2番目に捕まったオラシオ容疑者は犯行を認め、「マルコス氏とチアゴ氏に頼まれた」と語った。
 だが、レナタ氏やガブリエラ氏が監禁されていた場所で18日にマルコス氏が惨殺死体となって見つかり、共犯説がゆらぎ始めた。
 また、連邦直轄区市警は24日未明、容疑者の1人が示したプラナルチーナで3体の腐乱死体を発見。これが行方不明になっている最後の3人のものではないかと見ている。
 この件は同一犯による集団虐殺として扱われ、警察はチアゴ氏を殺害司令犯と見ていたが、24日に見つかった遺体の一人は同氏の可能性がある。
 連邦直轄区市警は捜査過程でエリザマル氏一家の口座情報などを記した約10枚の紙とメモを発見。容疑者たちはエリザマル氏らが最近手にした金のことも知っていたとされ、犯人がメモを使って被害者たちをおびき出した可能性を疑い始めた。警察はもう1人の容疑者も探している。


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