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フォーカス=インフレ予想の上昇続く=12月から7週間連続で

2023年2月1日

23年のインフレ予想値の推移(1月30日付G1サイトの記事の一部)
23年のインフレ予想値の推移(1月30日付G1サイトの記事の一部)

 中央銀行が1月30日に発表した経済動向の予測調査「フォーカス」によると、今年の広範囲消費者物価指数(IPCA)の予想値は5・48%から5・74%に上方修正されたと同日付現地サイトが報じた。
 IPCAの予想値は昨年12月9日の5・08%以降、上昇傾向にあり、7週連続で引き上げられた。
 国家通貨審議会(CMN)が定めた今年のインフレ目標の中央値は3・25%、上限は4・75%だから、現状のまま行けば、今年もインフレ目標上限を突破する可能性が強い。22年は中央値3・5%、上限値5%に対し、5・79%のインフレだった。
 なお、来年のインフレ目標中央値は3%で、下限は1・5%、上限は4・5%だが、こちらも、先週の予想値の3・84%から3・90%に2週連続で引き上げられた。
 インフレが高進すると給与額が小さな人を中心とする消費者の購買力が落ちるため、国内総生産(GDP)の伸びも鈍る。それでも今年のGDPの成長予想値は0・79%が0・80%に微増したが、24年の予想値は1・5%のままで据え置かれている。
 中銀通貨政策委員会(Copom)は1日に持たれる今年最初の会合で、現行で13・50%の経済基本金利(Selic)を維持する見込みで、年末時点の予想値の12・5%と来年末の9・50%も不変だ。
 ドルの為替レート予想値は今年末が5・28レアルから5・25レアルに変わったが、来年の予想値は5・30レアルのままだ。今年の貿易収支は580億ドルの黒字見込みが576億ドルに下方修正されたが、来年の見込みは524億ドルのまま。外国直接投資の流入見込み額は800億ドルのままだが、来年の流入額は775億ドルが800億ドルに修正された。


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