訃報=青木実さん

サンパウロ日伯援護協会(援協)のサントス厚生ホーム運営委員長やサンビセンテ日伯協会初代会長などを歴任した青木実(あおき・みのる)さんが11日未明、サントス厚生ホームで亡くなった。行年95歳。日系2世。
1927年にサンパウロ州ピラジュイ市で生まれた青木さんは、サンミゲル・パウリスタ等を経て75年からサンビセンテ市に転住。その後、援協監事、常任理事、正評議員や98年から2008年まではサントス厚生ホームの運営委員長を務めた。また、サンビセンテ日伯協会の初代会長や、地元サンビセンテ市で日本庭園建設委員長も歴任したほか、ブラジル生長の家サントス支部の支部長や講師等も務めていた。
援協によると青木さんは、1月下旬に脳梗塞となり、地元のサンタカーザ病院に入院後、サントス厚生ホームで療養していたという。
12日午前9時から、サントス市内のメモリアル火葬場で荼毘に付された。四十九日法要は3月25日午後3時から、ブラジル生長の家サントス支部で執り行われる予定。