フォーカス=26年までインフレ予測上昇=基本金利は高止まりの方向
22日付レビスタ・オエステ誌サイト(1)によれば、中央銀行は同日発表の経済動向の予測調査「フォーカス」を通して、国内市場のインフレ率予測を再び上昇させた。これで10週連続となる。今年から2026年まで3%以上のインフレが見込まれ、その予測は上がり続けている。
13日に発表された前回の報告書では、2023年のインフレ率予測は5・79%だったが、今回5・89%になった。2024年は4%が4・02%に、2025年は3・6%が3・78%に、2026年は3・5%が3・7%に上がった。
報告書では先週と比較して、経済成長率の予測も上昇。今年の国内総生産(GDP)の成長率は、1週間前の0・76%予測に対して、0・8%となっている。2024年と2026年は、先週と同じ1・5%と2%に留まり、2025年は、先週の1・85%から1・8%に低下するとの予測だ。
2023年の基本金利(Selic)は先週の予測を維持し、12・75%となっている。2024年、2025年、2026年のSelicは、それぞれ10%、9%、8・75%となった。為替レートの場合、報告書は3週連続で米国通貨が5・25レアルで2023年を終了するとの見通しを維持した。