22年の女性殺害が過去最多=5%増、6時間に1人犠牲に

8日付G1紙サイト(1)が27連邦自治体の公式データをもとに調査したところ、2022年のフェミサイド(女性殺害)数が2021年に比べて5%増加したことが判明した。2022年には1400人が女性であることを理由に殺害された。平均すると6時間に1人の犠牲者が出ていたことになる。
この数は、2015年にフェミサイドに関する法律が施行されて以来、過去最多だ。その一方で、G1の「バイオレンス・モニター」やブラジル公共安全フォーラム(FBSP)などが性別を考慮せずに記録している、殺人事件による死亡者数はわずかながら減少した。
2022年の殺人事件による死亡者数は4万0800人で、2021年より1%減っていた。また、フェミサイドも含めた女性殺害を対象とした場合、2022年の犠牲者数は3930人で、前年比3%増となった。
これらの調査結果は、G1、サンパウロ大学のバイオレンス研究センター(NEV―USP)、FBSPの連携によって製作された「バイオレンス・モニター」の一環だ。