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牛の屠殺数が増加に転ずる=新型コロナで2年間減少後

2023年3月17日

 地理統計院(IBGE)が15日、牛の屠殺数は2年連続で減少していたが、2022年は前年比で7・5%(209万頭)増の2980万頭となったと発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)(2)などが報じた。
 昨年の屠殺数の伸びは、雌牛の屠殺数が19・1%増えた事が主な要因だ。雌牛は繁殖のために一定期間保持されるが、子牛が市場に参入して供給量が増え、価格が下がると屠殺され始める。屠殺数1位は全体の15・8%を占めたマット・グロッソ州で、サンパウロ州の11・5%、マット・グロッソ・ド・スル州の11%が続く。
 豚の屠殺数は前年比で5・9%(310万頭)増の5615万頭だった。豚の屠殺数増加は中国やベトナム、フィリピンといった国への輸出増と、牛肉より廉価で入手し易い事が主な要因だ。業者側もより利用し易い形で加工し、消費増を促しているという。屠殺数1位は全体の28・%を占めたサンタカタリーナ州で、パラナ州20・4%、リオ・グランデ・ド・スル州17・3%と続く。
 鶏の屠殺数は61・1億羽で、前年より126万羽減ったが、1997年の統計開始以来、2番目の好成績を記録した。屠殺数1位は33・5%を占めたパラナ州で、リオ・グランデ・ド・スル州13・4%、サンタカタリーナ州13・1%と続く。
 鶏卵の生産は分析した26州中16州で増えており、前年を1・2%(4771万ダース)上回る40・6億ダースを生産。鶏卵の99%は国内で消費されている。生産数1位は27・1%を占めたサンパウロ州で、パラナ州9・4%、ミナス州8・9%、エスピリトサント州8・4%と続く。
 牛乳の生産量は5%減の238・5億リットルで、2年連続で減少した。生産量1位はミナス州の24・5%で、パラナ州14・3%、リオ・グランデ・ド・スル州13・3%と続く。


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