《特別寄稿》政治腐敗は政権の左右を問わず=中南米で汚職を減らすには=桜井悌司(ラテンアメリカ協会常務理事)
本年1月31日に、TI社(トランスパレンシーインターナショナル)が恒例の「2022年世界腐敗認識指数」を発表した。本年の特徴として、ロイター電では、グアテマラ、ニカラグア、キューバの3カ国が過去最低の順位に転落したこと、その背景として、公共機関による組織犯罪、政治・経済エリートによる人選、人権侵害の増加を挙げている。
またさらに同電では、TIのデリラ・フェレイラ・ルビオ会長の発言として、「弱い政府は犯罪網や社会的葛藤、暴力を食い止めることができず、一部では治安対策に名を借りた権力集中により脅威が増大する事態が見られる」を紹介している。
この指数やTI社の紹...
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