新車の3割はレンタカー会社に=アプリタクシーの増加などで

【既報関連】新車の売れ行きが落ち、在庫がだぶついたために自動車メーカーが集団休暇を採用する事態が発生している中、全国レンタカー協会(ABLA)が、2022年に生産された新車の3割はレンタカー会社が購入していたと発表したと28日付アウト・エスポルテ・サイト(1)(2)などが報じた。
1月5日付アウト・エスポルテ・サイト(3)によると、22年の乗用車や軽量商用車両の新車販売数は195万7699台で、前年比で0・8%減少した。
この内の約46%は直接モードと呼ばれる方法で販売された。直接モードには零細及び大企業、フリートオーナー、障害者による自動車の購入が含まれるが、特に目立つのがレンタカー業界だ。22年の場合、レンタカー会社は552億レアルを投じ、59万520台の新車を購入した。これは新車販売数の30・1%に相当する。
レンタカー会社による新車購入率は過去最高で、同業界の昨年の新車登録数は21年の44・1万台を33・8%上回った。また、昨年の実績はコロナ禍前の19年の54・1万台も上回っている。
ABLAによると、レンタカー会社が購入する車の52%は、Uberや99といったアプリタクシーの運転手向けだという。
レンタカー会社が購入した車の44・4%は、フィアットのMobi、ルノーのKwid、現代のHB20、シボレーのOnix、フォルクスワーゲンのGolといったコンパクト及びコンパクト・ハッチバック、18・5%はSUVだった。