柔道グランドスラムで金続く=ラファエラとケトレイン

3月31日~4月2日にトルコのアンタルヤで開催されていた柔道グランドスラムで、ブラジル人選手が金二つと銅二つを獲得。メダル数でも3位に入り、7~13日にドーハで開催される世界選手権に弾みをつけたと3月31日、4月1日付アジェンシア・ブラジル(1)(2)(3)などが報じた。

初日の金メダルは女子57キロ級で世界ランキング3位のラファエル・シルヴァで、過去3度の対戦では勝てずにいたカナダのクリスタ・デグチ(世界ランキング2位)に技ありで勝利し、今季初のメダルを獲得した。
ラファエラはこれにより、2024年のパリ五輪の出場権を決定づける世界ランキングで1千ポイントを獲得した。デグチと直接対決した過去の試合(2016年五輪、2013年と2022年の世界選手権)は皆、デグチが勝利していた。ラファエラはこの日の勝利を前日に誕生日を迎えた母親にささげた。
女子57キロ級ではジェッシカ・リマも3位に入り、2人で表彰台に立った。
また、この日は男子66キロ級でも、ウイリアム・リマが銅メダルを獲得した。
ブラジル勢2個目の金メダルは1日に行われた女子63キロ級でのケトレイン・クアドロスで、イスラエルのインバル・シエメスを相手に終了間際に1本を決めた。世界ランキング8位のケトレインも、パリ五輪に向けた世界ランキングで1千ポイントを獲得した。
ブラジルはメダル数ランキングで、金5個と銅2個のフランス、金2個と銀1個のオランダに次ぐ3位となった。