サンパウロ市=インフルエンザの予防接種=10日からキャンペーン開始

サンパウロ市でのインフルエンザの予防接種キャンペーンは10日からと5日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
キャンペーンは2段階に分けて行われ、10日からの第1段階では、60歳以上の人や生後6カ月以上~6歳未満の子供、妊婦、出産から45日以内の産褥期の女性、エイズ患者や臓器移植後のように免疫力の低い人、先住民が対象となる。
第2段階は17日からで、対象は医療従事者、教育関係者、恒常的な障害のある人、基礎疾患のある人、市内バスや長距離バスの運転手、港湾労働者、治安関係者や消防士、救急救命士などの救助・救命活動従事者、軍関係者、刑務所システムの職員や専門家、社会教育的措置の対象となっている青少年を含む、収監中や矯正中の収容者となっている。
10日からのキャンペーンは、保健省が送付したワクチン148万9千回分を使ってスタートするため、それ以外の範疇の人の接種日程は未定だ。昨年の場合、サンパウロ市でインフルエンザ予防接種を受けたのは445万7341人だったという。
インフルエンザの予防接種の日程は各市が決めるため、サンパウロ市やグアルーリョス市、カラピクイーバ市、ソロカバ市などは10日から始まるが、ジュンジアイー市では11日からなど、開始日が異なるから、確認が必要だ。
なお、オミクロン株にも対応している2価のワクチン「ビヴァレンテ」による補強接種も進行中で、5日からは医療従事者や基礎疾患のある人なども含む第4段階に入った。