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ロシアも牛肉輸入再開=狂牛病への懸念遠のき

2023年4月11日

 【既報関連】外務省が7日、ロシアが3月1日に導入したパラー州産牛肉の輸入禁止措置を解除したと発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)(2)(3)(4)などが報じた。
 ロシアによる牛肉輸入禁止措置は、2月にパラー州で狂牛病発生が確認されたためで、中国やタイ、イランなどがブラジル産牛肉、ロシアがパラー州産で月齢30カ月超の牛の肉の輸入を禁止していた。
 パラー州で発生した狂牛病はその後、老化に伴って発生した非典型的なものであることが判明。典型的な狂牛病のように人的被害が出る可能性がないと確認されたことで、3月23日には中国が輸入禁止措置を解除。外務省が3月23日夜に発表した数字では、中国と並行して3カ国が輸入を再開したが、6カ国が輸入禁止措置を継続していた。
 2022年の場合、ブラジルはロシアに2・4万トン、1・65億ドルの牛肉を輸出した。この数字は3月28日に輸入禁止措置を解除し、取引量6位のフィリピンの6・1万トン、2・75億ドル以下だが、ロシアの牛肉輸入再開で農家の懸念はまた少し軽減した。
 ブラジルではまだ、汚染された肉や骨片の摂取が原因で起こり、人間にも伝染性の海綿状脳症を引き起こす典型的な狂牛病(牛海綿状脳症)の発生例は報告されていない。


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