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銀行連盟=女性への暴力防止策を発表=真の意味の男女平等目指し

2023年4月12日

 ブラジル銀行連盟(Febraban)と各地の銀行関連組合組織が10日、女性への暴力予防のための国家プログラムを立ち上げたと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
 このプログラムは性別による暴力と職場での男女間不平等と戦うための同業界の労働者による主張で、女性に対する意識高揚や暴力防止のために契約した参照機関を通した行動実施を確立するための労働協約第86条などに組み込まれた。
 プログラム実施に必要な、組合が任命した代表者や連盟内の各グループのメンバーへの訓練や指導、助言はマリア・ダ・ペーニャ研究所などが担当する。
 聖市と周辺地区銀行職員組合のイボネ・シルヴァ会長は「この条項は非常に大切だが、21世紀になっても女性への暴力防止策について論じあう必要があることは悲しい」「現在は男性が大半を占める職への就任も含め、なりたいものになれる真に平等な社会を望んでいる」と語った。
 労組間社会経済調査・統計所によると、女性の給与は男性より21%少ないが、銀行職員の給与の格差は22・2%で、黒人女性の給与は白人男性より40・6%少ない。
 プログラムでは女性への暴力に関する問題を内密に転送、処理するための支援チャネル導入や、家庭内暴力に関する内部通信を役職者などに送ることを約束している。
 シダ・ゴンサルヴェス女性相は「21年の女性殺人は7時間に1件だったが、22年は6時間に1件に増加。これを止めなければならない」と語った。
 銀行・金融業界の女性職員は48%で通常の40%より多く、女性の役職者も40%で全国平均の35%より多い。


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