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学校襲撃事件=種々の抑止策の効果表れる=未然の摘発や逮捕・拘束続く

2023年4月15日

[caption id="attachment_391502" align="aligncenter" width="1024"]エスコーラ・セグーラへの参加に関する公告に署名するジノ法相(11日、
FOTO: TOM COSTA / MJSP) エスコーラ・セグーラへの参加に関する公告に署名するジノ法相(11日、
FOTO: TOM COSTA / MJSP)[/caption]

 【既報関連】3月27日に聖市西部の州立校、今月5日にはサンタカタリーナ州ブルメナウの保育園で起きた教育機関襲撃事件後、全国で襲撃抑止策の検討・導入が続いているが、法務省が展開中の「エスコーラ・セグーラ(安全な学校)」では既に100人以上を逮捕または身柄拘束とフラヴィオ・ジノ法相が語ったと13日付G1サイト(1)が報じた。
 同法相は13日、サンタカタリーナ州都フロリアノポリスで州当局との会合を開いた。同相は会合や記者会見で、100人以上が逮捕・拘束されたこと、12日付の省令や13日のソーシャルネットワークサービス(SNS)のプラットフォームとの会合などで憎悪発言や暴力コンテンツの削除が加速したこと、教育機関や周辺への治安職員配置のための支援体制が整っていること、専門家120人がSNSや深層Webの監視を行っていることなどを明言した。
 学校襲撃抑止策の導入は自治体レベルでも進んでいる。一例はサンタカタリーナ州で、ブルメナウでの事件後に、60日以内に州立校に武装警官を配し、教育機関職員に事件発生時の対応や救助法の指導を行うと発表。サンパウロ州も治安職員や心理面ケアのためのカウンセラーの増員などを決めている。
 法務省による逮捕・拘束に関する詳細発表はまだだ、13日付アジェンシア・ブラジル(2)(3)などは、リオ市役所が市警との協力で7日から始めたSNSの監視で偽のプロフィールを使って在籍校襲撃を企てていた未成年者2人の存在を確認し、13日に事情聴取を行ったと報じた。
 また、パラナ州保安局が12日の州議会公聴会で、3月27日以降、学校襲撃を計画していたと思しき青少年44人を取り調べ、内13人の身柄を拘束と報告。44人は16歳以下で平均年齢は12歳であることやSNS監視に関するプロトコルの見直しを行ったことも明かしている。
 6日付カルタ・カピタル(4)は、聖州では3月27日からの1週間で学校襲撃の可能性のある案件が279件指摘されたことや、市警が3月11~12日にサンジョゼ・ドス・カンポス、ツッパン、カサパヴァの3市で行った捜査で、青少年3人を拘束し、携帯電話やナイフ、覆面、携帯電話のチップを押収したことなどを報じている。


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