カンポス・ド・ジョルダン=コンドミニアムでガス爆発=4人が負傷、10軒が崩壊

22日、サンパウロ州カンポス・ド・ジョルダンのビル型コンドミニアムでガス爆発が起き、4人が負傷。ビル内のアパート32軒中、10軒以上に被害が及んだ。観光地として有名な同市の中でも特に眺めのいい高台に立地するため、建物は居住用だが大半の所有者は、宿泊紹介サイトなどを通じて観光客に貸し出している。同日付UOLサイト(1)などが報じている。
事故発生は22日20時頃で、同市モロ・ド・エレファンテ(象の丘)地区にあるコンドミニアム「セイント・エティエンヌ・レジデンシャル」で調理用ガスとして知られる液化ガス(LGP)が大爆発を起こしたが、原因は分かっていない。
この爆発で少なくとも4人が負傷した。その内、24歳の女性と14歳の少女は重傷で、タウバテー市の市立病院に運ばれ、手当てを受けた。
54歳の女性と別の14歳の少女はカンポス・ド・ジョルダン市内の病院に運ばれた。
この爆発でビル内の住居少なくとも10軒で被害が出た。損壊が特にひどかった家屋では、壁や天井などの残骸が屋外や1階の駐車場に撒き散らされる様子が監視カメラによる映像で公開されているが、建物自体は崩壊の危険はないという。
警察は現在、爆発の原因を調べているが、その瞬間を捉えた映像では爆発と同時に強い光も放たれていた。
カンポス・ド・ジョルダンでは前日の21日夜も、レストランの中2階が崩壊し、6人が負傷する事故が起きるなど、事故が相次いでいる。