ブラジレイロン=コリンチャンスがヒタ追悼=八百長疑惑で無効の試合発表
11日、サッカーの全国選手権(ブラジレイロン)第5節が行われ、コリンチャンスが8日に亡くなった女性ロック歌手、ヒタ・リーにユニフォームで追悼の意を表した。また、このところ報道が過熱している八百長疑惑に該当する13試合の無効が発表された。11日付UOLサイト(1)などが報じている。
コリンチャンスはこの日、リオ市のニウトン・サントス・スタジアムで行われたボタフォゴ戦にヒタ・リーに捧げた特別なユニフォームで出場した。
このユニフォームには、背中に書いてある選手名に続けて「LEE」の名が綴られていた。さらに、ハッシュタグで「アモール・ブランコ・エ・プレット(白と黒への愛)」という、ヒタが1972年に発表した、コリンチャンスへの愛を綴った曲名も書き込まれていた。試合では全選手がこれを着用した。
だが、試合は3―0でボタフォゴが圧勝。ボタフォゴは開幕から負けなしの5連勝で、首位をキープした。
また、既に16人の選手や賭博師が被告となっている八百長疑惑に関し、ブラジル・サッカー連盟(CBF)は八百長が行われたとされている13試合を無効とした。
フラヴィオ・ジノ法相は11日、最悪の場合は全国選手権の開催中断も辞さないとの見解まで示している。