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サンパウロ市/リオ間=バス移動が27%も増加=コロナ禍で航空料金高騰

2023年5月20日

 サンパウロ市とリオ市の間を行き来する交通手段に関し、航空便利用者がパンデミック前に比べて27%減ったのに対し、長距離バスの利用者は逆に27%増えていることがわかった。19日付G1サイト(1)などが報じている。
 これは民間航空監督庁(Anac)が発表したデータで明らかになったものだ。それによると、パンデミック前年の2019年は、聖市コンゴーニャス空港とリオ市サントス・ドゥモン空港間の航空便利用者は405万9964人だったが、2022年の利用者は297万8093人で、27%減少している。
 サンパウロ市からリオ市への長距離バスの利用者は逆に、2019年の160万1511人に対し、2022年は203万4567人で、27%増えたという。
 移動時間は、航空便が約1時間10分のところ、バスだと6時間を要する。
 この現象に関しては、航空料金の急騰が指摘されている。2019年の平均航空料金はリオ市発サンパウロ市行きで405レアル、サンパウロ市発リオ市行きで403レアルだったが、2022年にはそれが、568レアル、553レアルとなり、共に約40%上昇している。
 ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)のエコノミスト、マルクス・キンテラシ氏は、航空料金高騰がこの事態を招いていることを認めつつも、「高金利や失業率といった、現状の経済問題が解決すれば航空便利用に戻るだろう」と見ている。


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