確定申告の期日は31日=第1陣の還付相談も始まる
2022年度の収入に関する確定申告の期日は31日(水)で、申告期間が残り1週間を切った。他方、早めに申告を済ませた人への所得税還付に関する相談初日の24日は、相談が殺到してサイトが不安定になるというトラブルも生じたと24日付アジェンシア・ブラジル(1)(2)が報じた。
今年の確定申告の受付は3月15日から始まり、5月31日の23時59分で終わる。申告期日は例年の4月末日ではなく、5月末日のため、ゆとりがあると安心して申告を先延ばししている人も多いようだが、近年の確定申告はネットを介してのみ行われ、期日間際は申告者が殺到してサイトが不安定になったり、送信できなかったりすることも多いので、要注意だ。
政府システム (gov.br)でシルバー以上の登録をした納税者は、勤務先や銀行が送った情報が記載済の事前入力フォーマット(formato pré-preenchido)が使えるので、不足項目を補足するだけで済む人が多い。だが、事前入力内容が間違っているケースが散見されるために確認が必要とされ、締め切りギリギリまで放置しない方がよいと報じられている。
また、既に申告を済ませ、所得税の還付を受けられる人の内、80歳以上の高齢者や障害者、教師、事前に記載された書式を利用した人、還付手段にPIXを選んだ人など、410万人については還付の準備が終了しており、国税庁のサイトで還付額などを確認できる。第1陣の還付額は過去最高の75億レアルとされ、24日は問い合わせが殺到。国税庁が還付相談システムの強化を約束した。