ブラジル杯=ベスト8が出揃う=前大統領の観戦で沸く
1日、サッカーのブラジル杯の2試合が行われ、同杯のベスト8が出揃った。また、サンパウロ市モルンビ・スタジアムでの試合ではボルソナロ前大統領が観戦に訪れ、話題を呼んだ。同日付エスタード紙(1)などが報じている。
モルンビでのサンパウロ対スポルチ戦では、観客席にタルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事など30人ほどの団体を伴ったボルソナロ氏が登場。大統領選後、公の場にあまり姿を現さなくなっていただけに観客席が沸いたが、反応は、喜びの声と厳しいヤジの両方が入り混じるものだった。スタジアム内には、前大統領の来場を知った人が貼った「ボルソナロは人種差別主義者」の垂れ幕なども見られた。
試合の方は同カード第1戦を2―0で勝っていたサンパウロが、先取点を取りながらも3点を奪われ、まさかのPK戦に。PK戦は5―3で勝って、辛くも逃げ切った。
一方、伝統カードとなったマラカナンでのフラメンゴ対フルミネンセ戦は、フラメンゴが2―0(第1試合は0―0)で勝ち、準々決勝に駒を進めた。
この結果、8強はパルメイラス、バイア、グレミオ、アトレチコ・パラナエンセ、アメリカMG、コリンチャンス、サンパウロ、フラメンゴとなっている。