サントス・ドゥモン空港=今後はサンパウロ市と首都への便のみ=残りはガレオン空港に集中へ
リオ市のエドゥアルド・パエス市長は14日、同市のサントス・ドゥモン空港に関し、今後は聖市とブラジリアの2路線の運航に集中させることになると発表した。同日付G1サイト(1)が報じている。
このことはこの日に行ったルーラ大統領との会談直後に発表された。それによると、サントス・ドゥモン空港は将来的に、同港とサンパウロ市コンゴーニャス空港間、同港とブラジリア空港間の二つの路線のみとなるという。
変更を具体的な期日は未定だが、同市長は変更を発効させるための条例の提案も渡してきたことを明らかにした上で、来年の1月半ばに発効となる可能性があるとしている。
同市にはトン・ジョビン(ガレオン)空港とサントス・ドゥモンの2空港があるが、郊外にある国際空港のガレオン空港の利用者が激減傾向にあり、市内にあって面積の狭いサントス・ドゥモン空港はキャパシティを超えるなど、便の振り分けが必要となっていた。
「この問題はボルソナロ前大統領にも掛け合っていたが進展はなかった。だが、ルーラ大統領はすぐに了解してくれた」とパエス市長は語っている。
なお、同市長はサントス・ドゥモンの国際便に関しても、「マイアミ、パリ、ニューヨークへの直通便は今後なくなる方向だ」と語っている。