サンパウロ市=電車4線で故障が続発=今年に入り問題多発の中
サンパウロ市で15日朝、地下鉄、CPTMの計4線で故障が発生。市内の交通に大混乱が生じた。15日付G1サイトなど(1)(2)が報じている。
地下鉄5号線では4時42分、モエマ駅とAACDセルヴィドール駅間で信号の故障が発生。これにより手動運転となり、駅での停車時間を長めにとる必要が生じた。復旧には4時間以上を要し、乗客からは「通常より2時間近く遅れた。駅での乗客への対応もひどかった」といった苦情の声が上がった。
地下鉄3号線ではアルトゥール・アルヴィン駅で故障が発生して減速運転となり、7時11~19分にかけては停止状態となった。
地下鉄4号線では8時45分にピニェイロス駅~ヴィラ・ソニア駅間で電気関係の問題が生じ、この区間での運行が一時的に停止した。問題解決には30分以上を要した。
CPTM9号線は雨のため、9時25分頃から信号システムが不安定になり、オザスコ駅~シダーデ・ジャルジン駅間が減速運転となった。また、CPTM8号線でも7時40分から9時にかけて電力供給が不安定になったが、電車の運転には支障がなかった。
サンパウロ市地下鉄、CPTMは共に、今年に入ってから問題が多発している。