21日から暦の上の冬開始=エル・ニーニョの影響は?
21日からブラジルは暦の上での冬に突入する。8日に始まったエル・ニーニョ現象の影響も懸念されている冬に関して8日、20日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じている。
米国のアメリカ海洋大気庁(NOAA)は8日、気温上昇をもたらすエル・ニーニョ現象が戻ってきたとの見解を発表。今年は平均気温が所により、最大で2・5度まで高くなる「スーパー・エル・ニーニョ」になる可能性が示唆されている。
エル・ニーニョは4月から6月の間までに起き、通常9〜12カ月続くが、長い場合は2年間継続することもある。とりわけ、10月から翌年2月にかけてが強度のピークとなる。到来は2〜7年に1度と見られている。
ブラジルでは、赤道に近い北部や北東部が暑くなり、干ばつが起こりやすい状況になると予想される。
他方、南部と南東部では集中的に雨が降りやすい状況も生まれてくると見られている。予報では、南東部ではこの冬は例年以上に雨が降るという。