保健省がマスク着用再推奨=コロナ禍再燃を回避するため

保健省が23日、風邪様の症状のある人や新型コロナ感染症(Covid-19)に罹ると重症化する可能性のある人、Covid感染が疑われる人、感染が確認された人はマスクを着用するよう推奨する文書を出したと同日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)(4)が報じた。Covidに罹ると重症化する可能性のあるのは免疫力が低い人や高齢者、妊婦、基礎疾患がある人だ。
保健省は前記のような条件の人達には、換気がなされていない閉鎖空間や人込みの中、医療機関でのマスク着用を勧めている。
同省は「このウイルスはまだパンデミックの性質を持っており、広範囲に伝染している上、現在感染を広げている変異種よりさらに深刻な変異種が出現するリスクがあり、監視が必要」とし、世界保健機関による公衆衛生上の非常事態宣言解除後も国内外でCovidが蔓延していることへの警告を発した。
また、社会的な距離の維持や呼吸時のエチケット、70%のアルコールか石鹸と水による手指衛生、身辺の清掃や消毒、感染の疑いのある患者や感染が確認された患者の隔離などの薬を使わない対策の必要性を説いている。
また、生後6カ月以上の人はワクチン接種を受けることも推奨。18歳以上で1価のワクチンを最低2回受けた人は2価のワクチン(ビヴァレンテ)の追加接種も忘れないよう呼び掛けている。
18~24日のデータは未公開だが、11~17日の新規感染者は1万6726人、死者は320人で、累積死者数は70万3719人となっている。