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国勢調査=総人口は2億300万人に=2010年比で6・45%増

2023年6月29日

総人口の推移(28日付フォーリャ紙サイトの記事の一部)
総人口の推移(28日付フォーリャ紙サイトの記事の一部)

 地理統計院(IBGE)が28日、2022年版国勢調査によると、ブラジルの総人口は2億306万2512人で、2010年の調査時より6・45%(1226万2757人)増えたと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)(4)が報じた。

人口上位20市の名前と人口の推移(28日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部)
人口上位20市の名前と人口の推移(28日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部)

 今回調査での人口増加率は0・52%/年で、1872年の統計開始以来の150年間で最低だ。新型コロナの影響も考えられるが、総人口は予想値を470万人下回った。
 南東部は448万2777人増加して8480万人になり、南部と共に人口増を牽引した。地域別の人口比率は、南東部41・8%、北東部26・9%、南部14・7%、北部8・5%と続く。人口1628・8万人の中西部は8・02%だが、前回比の伸び率は23%(1・2%/年)で国内最大だった。また、北東部と南東部の伸び率は全国平均以下だった。
 人口最多州はサンパウロ州の4442万0459人(人口の21%)で、サンパウロとミナス、リオの上位3州だけで総人口の39・9%に及ぶ。州別でこれに続くのはバイア、パラナ、リオ・グランデ・ド・スルだ。最少はロライマ州の63万6303人で、アマパーとアクレがそれに続く。
 州別成長率のトップはロライマ州の2・92%/年で、唯一の2%超えを記録。全国平均以上の伸びを記録した連邦自治体は14州と連邦直轄区だ。
 27日付アジェンシア・ブラジル(5)(6)(7)などによると、全国5570市中、56・9%の3168市は人口が増えたが、2399市は減少。人口最多は1・8%増で1145万1245人となったサンパウロ市で、リオ市とブラジリアが続くが、リオは人口が1・7%(10万9023人)減った。人口減少数最大はサルバドール市の25万7651人(9・6%)減で、同市のランキングは3位から5位に落ちた。人口上位20市で同市以上の減少率だったのはリオ州サンゴンサロの10・3%のみだ。
 ベロ・オリゾンテやクリチバなどは、州都では人口が減ったが、周辺都市が成長。大都市圏では人口が増えた全州都で人口が増えたのは中西部のみだ。
 人口増加率は内陸部の方が高く、40%以上増えて10万人都市に入った市も七つある。成長率トップは84・3%増のゴイアス州セナドール・カネドで、8万4443人が15万5635に増えた。だが、都市部への人口集中は続き、人口の56・95%(1億1560万人)は319市に住んでいる。
 世帯数も前回調査より34%多い9070万世帯となった。定住者がいる民間世帯は9060万で26%増、居住者のいる仮住まいは6・6万、集合世帯は10・5万だ。1世帯あたりの平均居住者は2・79人で、前回調査の3・31人を下回っている。


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