大統領府が虹色に染まる=「LGBTプライドの日」

28日の「LGBTプライドの日」前夜の27日夜、ルーラ政権はこの日を祝し、プラナルト宮(大統領府)に虹色の照明を当て、話題を呼んだ。27日付コレイオ・ブラジリエンセなど(1)(2)(3)が報じている。
1969年6月28日は、ニューヨークのゲイバーで不当な捜査を行おうとした警官に対する抗議行動に参加した人たちが警官と衝突した日だ。これを記念し、「LGBTが初めて権力に立ち向かった日」として祝われているのがこの日で、サンパウロ市で6月にゲイパレードが行われているのも、これに由来する。対象はLGBTと記されることが多いが、実際には「LGBTQIA+プライドデー」とも呼ばれている。
27日夜は抗議運動参加者たちが衝突を起こす直前の緊迫した状態であったことを記念する意味で、プラナルト宮にLGBTの旗と同じ虹色の照明が当てられた。同様の照明はイタマラチー宮(外務省)にも注がれた。
シルヴィオ・アルメイダ人権相は、「LGBTは我が国にとって不可欠な存在。それを理解せねば国とは言えない。多様性は今日では基本的な権利だ」と語っている。
プラナルト宮ではこの日、複数の閣僚が、ウーバー、99などのタクシー・アプリの運営者たちと共に、LGBTの人たちが暴力に合わないよう保護する協約に署名を行った。