サンパウロ州=海岸部の島が再び競売に=過去2回は買い手付かず
サンパウロ州北部海岸のウバトゥーバにある小島が3度目の競売にかけられることが有力視されている。6月30日付G1サイト(1)が報じている。
この島はアルマーダ島といい、面積は18万8千平米で森林保護区に含まれている。島にある展望台からはウバトゥーバ市にある海岸を見渡すことができる。島には少なくとも10カ所の海岸があり、その内の一つには専用のアクセスが可能だ。落札者は、1990年代に建てられ、757平米の広さの邸宅も手に入れることになる。この物件は家具付きで、スイートルームが九つ、リビングルームも六つある。
同島は海軍の保有地だが、競売が成立した場合、海軍が島の領有権返還を求めるのは、債務不履行が起こった場合か戦争に巻き込まれた時のみだという。
アルマーダ島が競売にかけられるのは初めてではない。2015年には底値を2500万レアルに設定して入札を行ったが、落札には至らず。昨年も1100万レアルから入札を行ったが、買い手がつかなかった。
3回目の入札は今月3日に行われる予定だったが、直前に延期が決定。裁判所は次の正式な入札日が決まるまで、同地の調査を行うよう命じている。
3回目の競売入札は2600万レアルを底値にして行われる予定だ。