サンパウロ市=4日未明はこの冬一番の寒さ=極南部では最低気温2・8度

強い寒波が入り、サンパウロ市は4日未明にこの冬一番の寒さを記録したと同日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
4日未明の最低気温は市内全域の平均でこそ9・8度だったが、極南部のマルシラックでは2・8度まで下がった。ただし、市内全域の平均での最低気温は、6月17日に8・5度を記録していたため、4日の数字はこの冬一番の寒さにとどまった。
これを受け、市当局は路上生活者達を収容施設に連れて行ったり、毛布を配ったりする寒さ対策を実施。同市では最低気温が10度を切った場合にこのような寒さ対策を行うことになっている。サンパウロ州政府もサンパウロ市内の地下鉄の駅の構内を路上生活者の一時的な宿泊施設として提供している。
4日は曇り気味で最高気温も21度程度。湿度は約45%で、雨が降る可能性は低い。湿度が低い時は日陰に入った時や日が落ちてからの冷えこみをより強く感じるため、体感温度はより低くなる。4日夜や5日は湿度がより低くなる可能性がある。
未明の冷え込みは6日ごろまで続くと見られており、寒さ対策は重要だ。