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スポーツ相=サッカー女子W杯の応援に=女子W杯の開催地誘致も課題

2023年7月14日

豪州での任務に関する大統領らとの会合でのスポーツ相(左から2人目)(©Claudio Kbene/PR)
豪州での任務に関する大統領らとの会合でのスポーツ相(左から2人目)(©Claudio Kbene/PR)

 アナ・モゼル・スポーツ相が豪州とニュージーランドで開催されるサッカー女子W杯の応援と2027年の女子W杯の開催地招致のためのロビー活動という任務を負って、豪州に出張することが決まったと11日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
 11日付アジェンシア・ブラジル(2)によると、サッカー女子W杯は20日から8月20日までの開催で、ブラジル代表は4日に豪州に到着後、5~18日はゴールドコーストで調整と練習を行っている。
 女子代表の最初の試合は24日の対パナマ戦のため、19日にはブリスベンに移動して最終調整を兼ねた練習を行う。第2戦は29日の対フランス戦、第3戦は8月2日の対ジャマイカ戦となっている。
 スポーツ相の豪州派遣はW杯初優勝を狙う女子代表の応援が第一の目的だが、それと並行して、27年のW杯招致のためのロビー活動も行う。27年の開催地決定は2024年で、現時点では、ブラジル、南アフリカ、メキシコと米国、オランダとドイツ、ベルギーの4組が開催候補地として名乗りを上げている。
 モゼル・スポーツ相は11日、ルーラ大統領らとの会談後の会見で、「27年のW杯招致のためにできる限りの人とコンタクトを取り、ブラジルへの招致を実現するための対話を行うことが大統領から課された任務」であることを明らかにした。ルーラ大統領は今年3月、ブラジルでの女子W杯開催を支援することを明らかにしている。
 なお、スポーツ相は会見で、現在進んでいる閣僚交代に関しても訊かれたが、「大統領からはまだまだ働いてもらわなければと言われている」との表現で、スポーツ相の入れ替えの可能性はないとの見解を明らかにした。
 同相に課せられている課題の一つは、ブラジル国内での女子サッカーの発展のための国家政策の立案と提示だ。今後数カ月以内に提示される見込みの国家政策には、プロ、アマチュアを問わず、女子サッカーの地位を確立するための投資を拡大し、成人、青少年向けの指導者を養成すること、運営や審判、監督などへの女性の参加を高め、女子専用のトレーニングセンターを開設することなども盛り込まれる予定だ。


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