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アクレ州=刑務所の暴動やっと終結=人質の刑務官解放、5人死亡

2023年7月28日

 アクレ州都リオ・ブランコのアントニオ・アマロ刑務所で起きた暴動は24時間余りを経た27日午前10時頃終結。人質の刑務官と清掃などを担当していた収監者各1人は解放されたが、収監者5人が死亡したと26、27日付G1サイトなど(1)(2)(3)(4)(5)が報じた。
 暴動が始まったのは26日午前9時半頃で、刑務所内特別業務グループの刑務官が複数ある棟の一つで保安検査を行っていた時、収監者26人が刑務官を制圧。刑務所の武器保管庫の銃を入手し、所内の施設を占拠した。刑務官の1人は銃弾が目の周囲をかすめて軽傷を負った。人質に取られた刑務官は暴動終結直前に解放され、救急診療所に運ばれた。
 同州政府によると、今回の暴動では収監者5人の死亡が確認されているが、身元はまだ判明していない。
 遺体の身元確認や職員や収監者からの事情聴取は市警が行っているが、軍警特殊作戦実行部隊と検察官達も刑務所内に留まっているという。
 法務省は同州からの要請で刑務官らを派遣しており、暴徒達との交渉は27日朝から具体化。暴徒側は公選弁護人の立ち合いも求めたという。同州政府はまだ、収監者5人が死に至った経緯や収監者達が武器を入手できた経緯は判明していないという。
 同刑務所は開設15年で、犯罪組織のリーダー達を収容する最重度の警備の刑務所だ。現在の収監者は99人で、収監者の棟は組織毎に分けられている。暴動がどの組織の収監者によるものかなどは公表されていない。


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