ガル・コスタ、直接の死因が明らかに＝心臓発作で癌にも罹患

　２２年１１月に急死した女性歌手、ガル・コスタの直接の死因が心臓発作で、さらに頭部や首に癌を患っていたことが明らかになった。２７日付Ｇ１サイト（１）（２）（３）が報じている。
　ガルは昨年１１月、鼻の右側の内部にできた腫瘍を除去する手術を受けるために入院。これにより、サンパウロ市の大型音楽フェスティバル「プリマヴェーラ・サウンド」などをキャンセル。公演予定は多く組まれており、精力的な活動を見せていた印象が強かったため、一時的な活動休止に見えていたが、退院して自宅に戻った矢先に亡くなり、多くの人を驚かせた。
　当時は直接的な死因が発表されなかったため、全てが謎に包まれていたが、フォーリャ紙が入手した死亡証明書で初めて、ガルが心臓発作で亡くなっていたことが確認された。
　また、死亡証明書には、悪性の腫瘍が頭部や首に広がっていたことも死因の一つと書かれていた。
　カエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジルなどと共に６０年代の文化運動「トロピカリズモ」を支えた彼女の死は、今年５月に癌で死去した女性ロック歌手ヒタ・リーと並び、ブラジルの音楽ファンに大きな衝撃を与えていた。
　ガルに関しては、同性愛の未亡人ウィルマ・ペトリロ氏が詐欺や恐喝の嫌疑で訴えられていることもここ数カ月間、話題となっていた。