女子サッカーW杯=セレソンはフランスに敗戦=決勝T進出に劣勢の展開

7月29日、オーストラリアのブリズベンで行われた女子のサッカーW杯グループリーグの試合で、ブラジル代表(セレソン)はフランス代表に1―2で敗戦。グループリーグ突破の条件が難しくなった。同日付エスタード紙など(1)(2)が報じた。
世界ランキング8位のセレソンに対し、5位のフランスは大会前からの下馬評も高く、セレソンは予てから苦戦が予想されていた。
試合前半は、動きの硬かったセレソンに対し、フランスは序盤からシュート攻勢で度々ゴールを脅かし、16分、ル・ソンメがヘディング・シュートを決めて先制した。
後半13分、セレソンは相手ゴール近くからのスローイングで得たチャンスを生かして巧みにパスを回すと、デビーニャがゴールを決め、同点に追いついた。20分にはキーパー、レレーのファイン・セーブも飛び出し、ムードも上がっていった。
だが37分、フランスはコーナーキックをルナールが直接ヘディング・シュートで決めて2―1とし、勝負を決めた。セレソンは空中戦に課題を残した。
この結果、セレソンはグループリーグF組で3位に陥落。決勝トーナメントに進出するためには、2日にメルボルンで行われる、現時点でグループ2位、世界ランキング43位のジャマイカとの直接対決で勝利するしかなくなった。この試合はブラジリア時間の午前7時からグローボ局で生中継される。