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セアラー州=ジムの運動器具倒れ、会員直撃=男性は99%歩行不能の重傷に

2023年8月8日

事故が起きた運動機器(腕のように見える部分が男性を直撃、5日付G1サイトの記事の一部)
事故が起きた運動機器(腕のように見える部分が男性を直撃、5日付G1サイトの記事の一部)

 セアラー州内陸部で4日、あるフィットネス・ジムの運動器具のストッパーが外れて倒れ、真下に座っていた男性が歩行回復は絶望といわれる重傷を負った。6日付CNNブラジル(1)やG1サイト(2)などが報じている。
 事故が発生したのは4日朝、セアラー州南部カリーリ都市圏のジュアゼイロ・ド・ノルテ市にあるジム「220フィット」で、運動器具「ハック・スクワット」が急に倒れ、真下で背中を向けて座っていた男性会員の肩を強打した。
 この器具は重い重量を背中から肩で支え、首周りと足腰を鍛えるための器具で、この器具を使って運動を行っていた男性が、器具を止め、別の重りを取りに行き、機器に装着した後に一時的にしゃがみ込んだ瞬間にストッパーが外れ、機器の上部が振り子のように男性の上に倒れかかる形となった。
 男性は11キロ離れたバルバーリャ市内の病院に運ばれ、緊急手術を受けた。主治医によると、脳につながる神経がひどく損傷しており、「再び歩ける可能性は1%程度だ」という。男性は意識はあるが、足の感覚がなくなっているという。
 ジム側によると、この器具は購入後60日以内の新しいもので、これまで問題は特に見られなかったという。
 この機器が倒れた瞬間は「衝撃映像」としてネットやテレビ報道で拡散され、大きな話題となった。また、オ・テンポ・サイト(3)が報じているように、ブラジルはジムの利用率が世界第2位との調査結果もあるように、ジムが生活に根付いていることも、この事故への関心を高めている。


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