タルシジオ、26年大統領選出馬を否定=RP離党の可能性も語る

8日、タルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事は、2026年の大統領選には出馬する意向がないことを明かした。9日付エスタード紙(1)が報じている。
これはタルシジオ氏が8日に出演したポッドキャスト「フロウ」で明らかになったものだ。タルシジオ知事はそこで2026年の大統領選について尋ねられ、「選挙までにボルソナロ氏の被選挙権が回復する可能性があるから」として、自身の出馬に関して控えめな回答をした。
また、被選挙権回復が叶わなかったらと訊かれても、「それでもボルソナロ氏が右派のリーダーなのは間違いない。ボルソナロ氏が選ぶ人を支持したい」と答え、自身に関しては「私である必要はない。そうならないだろう」と否定的だった。
現状、タルシジオ氏はロメウ・ゼマ・ミナス・ジェライス州知事と並ぶ、ボルソナロ氏の有力後継候補だ。
エスタード紙の別記事(2)によると、タルシジオ氏はRPがルーラ政権を支持した場合は同党を離党する意向があることも明かした。RPはルーラ政権への協力と引き換えに大臣職を得る約束を取り付けており、シルヴィオ・コスタ・フィーリョ下議が就任先の指名を受けるばかりになっている。