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選挙地域裁=ロライマ州知事に罷免判決=最終決定は選挙高裁判断に

2023年8月16日

 14日、ロライマ州の知事が選挙地域裁での判断で知事を罷免された。まだ最終決定ではなく、最終的な行方は選挙高裁に委ねられる。同日付G1サイト(1)などが報じている。
 罷免されたのはロライマ州のアントニオ・デナリウム知事(進歩党・PP)だ。同知事は再選を目指していた昨年の選挙キャンペーン期間中、貧困層に基礎生活必需品セット(セスタ・バジカ)を支給し、選挙法違反に問われていた。
 セスタ・バジカの支給は、22年1月24日に採択された社会プログラムに準じたものであったが、それが選挙年に制定されたものであったことから、政党アヴァンテが「貧困層からの票を得るための政策ではないのか」と訴えていた。
 選挙地域裁の投票は割れたが、エライネ・ビアンキ長官が「デナリウム氏は辞任し、新しい知事を選ぶための選挙を行わなければならない」として、罷免賛成に投票。この結果、判事投票4対3で罷免となった。
 デナリウム知事は選挙高裁に上告することが可能なため、現時点では任期を失うことはない。同知事は「私は州民の利益のために正しいと判断したことをやっただけで、良心の呵責はない。私たちの政府の行動は常に、それを必要としている人たちを助けるためのものだ。上級裁が真実を立証してくれることを信じ、職に留まる」との声明を発表し、上告を示唆した。


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