サンパウロ市=薬局強盗犯を逮捕=中には親子で犯行参加も
26日夜、サンパウロ市東部で薬局に強盗が入り、男性5人が捕まった。犯人のうち4人は10代だったが、もう一人はそのうちの少年の1人の父親だった。27日付フォーリャ紙(1)が報じている。
事件が起きたのはサンパウロ市東部ペーニャ区のアマドール・ブエノ・ダ・ヴェイガ大通りにある薬局で、22時40分頃に5人が一団となって侵入した。
犯人グループは武装しており、店員たちをひざまづかせ、レジに入っていた現金と携帯電話、薬品の一部を盗んで去っていった。
犯人たちは車で逃げたが、すぐに軍警が追走。10キロほど追跡が続いた後、アギア・デ・ハイア大通りで別のパトカーが待ち受け、警察官の一人が運転手に発砲。車はその警官を轢こうとした。
しかし、運転手がハンドルを取り損ない、車が壁に激突。これにより、37歳と19歳、18歳の男性が逮捕され、17歳の少年2人が補導された。運転手を務めた男性は銃弾を受けており、病院に運ばれている。
逮捕された30代の男性は、同時に補導された未成年の少年のうちの一人の父親だった。
逃走に使われた車からは携帯電話5機と銃器1丁、640レアル相当の薬品が見つかった。