レザ・パトリア作戦=ボルソナロの親戚対象に=1月8日の襲撃参加で
25日、連邦警察のレザ・パトリア作戦第19弾が敢行され、ボルソナロ前大統領の息子たちのいとこにあたるレオ・インジオ氏も捜査対象となった。同日付G1サイト(1)が報じている。
今回の捜査はサンパウロ州、リオ州、マット・グロッソ州、連邦直轄区で行われ、12人の捜査対象に対して13件の家宅捜査令状が出た。対象となった12人中5人には逮捕令状も出ており、9時50分までに4人が逮捕された。
今回の捜査は、1月8日に起きた三権中枢施設襲撃事件で襲撃に参加したとされる人物に対するものだ。逮捕令状は出なかったものの、レオ・インジオ氏も家宅捜査の対象に含まれた。同氏は襲撃に参加した際の写真をネットにあげていたことで、1月27日にもブラジリアとリオ州で捜査を受けている。その際は「左派による合成写真だ」と主張していたが、写真の目が赤いことに関しては、同氏自身がネット上で催涙スプレーを受けたためと説明している。
25日付UOLサイト(2)によると、レオ・インジオ氏はボルソナロ氏の最初の夫人でフラヴィオ、カルロス、エドゥアルドの3兄弟の母親であるロジェリア氏の甥だ。次男カルロス氏と親交が深く、ボルソナロ政権時には連邦政府内の役職も検討され、シコ・ロドリゲス上議(ウニオン)の側近を務めていた。