Anatel=違法ケーブルTVを取締り=全国に700万機出回る
現在、国内には700万機にも及ぶ違法のケーブルテレビ受信機が出回っており、国家電気通信庁(Anatel)がその内の80%をブロックしたと発表した。26日付G1サイト(1)(2)が報じている。
違法ケーブルテレビ受信機の問題は、このところ、メディアでもしきりに報道されている。オ・ジア・サイト(2)が報じるように、リオ州のミリシア(犯罪者の民兵組織)違法なビジネスを展開している「ガット・ネット」と呼ばれる違法ケーブルテレビはその一例だ。
Anatelは2月からこの問題に関する取り締まりを行っていたが、その結果、国内に700万機にも及ぶ違法受信機が出回っていることがわかった。
同庁によると、違法サービスを行う団体の内、3千以上が既に取り締まりの対象となり、ケーブルテレビ事業者からの信号を違法に送信するために使っているデバイスをブロックしたという。
この発表は、2月に始まった取り組みの中でも最大規模の作戦後に行われており、違法受信機の約80%が既にブロックされたという。
Anatelは、違法受信が行われた場合、その受信機を通じてネットの個人情報が漏洩される恐れがあるとし、注意を呼びかけている。
また、違法サービスを行う団体はシステムを常に更新しており、撲滅に向けた働きは恒常的な問題とも語っている。